お花見の季節も終わり朝晩の気候も心地よく、「春眠暁を覚えず」というように、
心地よく眠れる季節になってきましたね。
しかしながら、「良く眠れない・・」といった方々も多く来院されます。
不眠については食事や運動、日常習慣などの状態をひも解き改善に向かわせることもできますが、もちろんストレスも一つの大きな要因です。
では鍼灸は不眠に対してどのように効能するのでしょうか。
最近のお客様からメールで頂いた内容です。
【施術後】
とても眠くなり昼寝をしてしました。
それなのに、夜もすごく眠くて早く寝つけて、ぐっすり眠れました。
こんなにぐっすり眠れたのは久しぶりだなぁ…と思うほどでした。
(女性 40歳 主訴 不眠、疲れ等)
ざっくりとした機序ですが、物理的な見方をすると鍼(はり)やお灸をすることで皮膚に微細な傷や火傷を発生させます。
そうなると身体は傷を回復させるため、血液循環を上げます(炎症反応)。
さらに傷をできるだけ早く修復させるため身体の他の活動量を抑える傾向になります。つまり
「眠く」なります。
もちろん一回で不眠が改善されたということはないのですが、体質改善を臨むのであればその過程として良い睡眠の頻度が増えることはやはり必要ですね。
個人差はあるですが、1カ月程度で変化が出る方もいますし、3カ月ほどで変化が出ることもあります。
さてこれから5月になると大型連休、季節の変化などもあり「心と体」のバランスを崩し、いわゆる5月病になってしまう方も多いようです。
睡眠は大事なのですが、「眠れる獅子」にならないように留意していきましょうね。
コメントをお書きください