【足底腱膜炎】
臨床では
「半年からなんとなく足の裏が痛い時があった。」
「長い距離を走り終わった後は痛むが次の日には痛みが取れた。」
「しかしここ2週間くらい痛みが取れにくくなった。」
「当初は足を着くだけでも痛みがでた。」
といった声が多いです。
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もちろん個体差はありますが、当院でも複数の方を治療をしていますが、慢性化、長期化しやすいです。単純なメカニズムとしては
足底筋膜、もしくは足底の筋への過度な伸張ストレスによる
軟部組織の微細断裂による炎症と定義ができます。
トレーニングをしていなくても立っているだけで負荷がかかる場所ですからね。
それだけに敏感になってきてしまい、ランニングを再開しても着地が怖いという方も多いです。
程度にもよりますが、「怖いまま」走り続けると他の場所に影響がでることも多いです。
・静的アライメントの特徴
両側いわゆるハイアーチ
患側母趾外反角 増強
患側レッグヒールアライメント 回内
・可動域の特徴
患側股関節:内旋制限あり
患側足関節:背屈制限あり
・ムーブメントの特徴
患側フットストライク時:股関節外旋強い
患側ミッドサポート~テイクオフ:膝関節外反傾向強い
患側フォロースルー時:股関節外旋強い
なんとなく特徴的な走りです。
稀にランニングはしていなけれども、立ち仕事をされている方でも足底の痛みを訴える方がいます。それだけ足裏、足底には強いストレスが常時かかっているという証左でしょう。
※コンディショニングのポイント
①患部自体の痛みに対しての対応
②患部周囲の筋への対応(アーチ保持、ウィンドラス、足趾)
③足~膝~股関節への対応
④着地、蹴り出しのイメージの対応
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