マラソンとは不健康なことなのでしょうか?
ざっくりいえば「何でもやりすぎれば害になる時」もある、逆説的いえば害・症状がでなければ問題ないともいえます。
さて現代人の我々は200万年における旧石器時代ホモ類の遺伝子のエッセンスが色濃くのこってます。
安定した農耕食物受給はせいぜい1万年程度です。それまでは狩猟採集に頼った生活で、食料を探す間は体を酷使しそのあと数日は体を休めるというサイクルを繰り返していました。
200万年にわたって狩猟と危機からの脱出のため走っていたのです。
そのとてつもない年月を通して、走りながら身体のバランスや体調が整うように免疫系なども発達してきました。
現代のライフスタイルと遺伝子のアンバランス
しかし現代人の運動量は旧石器時代の祖先に比べて38%も少ないと言われ、毎日30分体を動かしたとしても、遺伝子に刷り込まれたエネルギー消費の半分も消費できていません。
いうなれば現代のライフスタイルと私たちの遺伝子はつりあっていないのです。
このライフスタイルと遺伝子のアンバランスがもたらす病気:症状、問題は生活習慣病をはじめ、様々な影響を心身に及ぼしています。それは身の回りの方々、医療費が国家予算を逼迫していることを思えば実感できると思います。
欧米では生活習慣病だけでなくうつ症状や自律神経失調症状にも運動、とくに有酸素運動による心拍数上昇による症状への緩和の有意性にも留意されています。
つまり生涯にわたって一定の距離、一定スピードのランニングができていれば、そういった病気の予防にもなるのです。
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「もっと走れなければならない」「心拍数を上げよ」
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