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『頭寒足熱を心掛ける』

これから冬を迎えて

 これから冬を迎え、「寒」がきます。

そこで冷えは万病の元、冷えてはいけないという事でマフラーを巻いたり、オーバーオールを着こんだり帽子をかぶったりするかと思います。
では足元はどうでしょうか。 女性に多いのですが、冬でもスカートにナイロンのタイツにパンプス、ハイヒールなどといった様相になっていませんか。
この状態ですと頭、身体の上部は暖かいのですが、お腹から下が冷えてしまいます。 いわゆる頭寒足熱とは逆の状態ですね。もちろん、ファッションを楽しむということも大事ですから辞めなさいということはありません。
ただ家に帰ったら、足湯や半身浴などを行い頭寒足熱の状態に戻してあげることが大切ですよ。 図は頭寒足熱をイメージ化したものです。



冬は風が流行る

 また人間が二足直立歩行する人間という考えでいけばよく使う下半身を温めてエネルギーを蓄えておく必要があるともいえます。


「寒」は「滞」に繋がります。
現代風にいえば血管・血流不良やリンパ管・リンパ液などの滞りに置換えれるでしょう。滞りができれば様々な不調につながるのはお分かりいただけると思います。

 

だから「寒」が強くなる、冬に体調が悪くなる、風邪をひく人が多くなる、流行るのは当たり前ともいえます。

もちろん、暖める(受動)だけでなく、屋外での運動などで能動的に身体が暖かくなるよう適度な刺激をいれる必要ですよ。