今日、様々な施術テクニックや方法がありますが、わたしが常に念頭にいれているのは「血流改善」と「過度な筋緊張改善」の二つです。
というか薬剤などは使えませんので、突き詰めればこれしかないのです。
その手法として、鍼灸、手技、ホットパック、超音波治療、高電圧治療、運動などを個々の状態によって選択いたします。
血液(血流改善)の重要度はいうまでもありません。
血液の目的は細胞に栄養(酸素)を送ることである。血管が閉そくし、身体の細胞への栄養の供給が落ちれば細胞の働きは悪くなる、その状態が続けば不調(病気)になるのは自明の理である。
例えば見苦しく、汚らしい、最悪の頭部の裂傷であってもたいがいはよく洗って傷口をふさいでおけば消毒法すら使わずに短期間で何事もなく治ってしまう。 |
血液が治癒エネルギーの物質的媒体
上記のことは治癒エネルギーの物質的媒体として血液が重要であることを如実にしめしています。
では施術に際してはどのように血流をあげるのか?
・直接局所の血流をあげる
・全身の血流をあげることで局所もあげる
しかしどんなに血流をあげてもその血液が
・酸素を含む栄養に富んでいるのか
・成分としてバランスが良いのか
という点があります。
これらは施術をしたから直接的に良化するとはいえません。やはり日常の食習慣の要因です。(先に述べた糖尿病患者に照らし合わせれば理解しやすい)
炎症も治癒の過程のひとつ
近年では
CRPS【Complex regional pain syndrome :複合性局所疼痛症候群】
骨折など外傷や神経損傷後に疼痛が遷延する症候群
への留意もあり炎症=悪という概念は変わりつつあります。
そもそも炎症の原因(起因)を図って、診ていかなければ外傷、内科的疾患に関わらず、症状は半永久的になってしまいます。
さてこれからの時期(夏)はエアコンによる冷えで体調を崩す方も多いのです。都市化された社会ではもはや避けられない問題(症状)かもしれません・・・
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