さて夏も終わり・・・終わらない!
それでも刻は経ち9月になりました。
東海エリアもマラソンレースシーズンに突入です。
本シーズンは静岡マラソンや犬山ハーフマラソン復活、福井で新マラソン開催、例の強風コース改修されるなど楽しみが多いですね。
私の計画は以下です。
10/29 しまだ大井川マラソンINリバティ
12/10 東海ハーフマラソン
12/17 ランナーズフルマラソンチャレンジIN大井川※不確定
2/25 読売犬山ハーフマラソン
3/10 静岡マラソン
6月 飛騨高山ウルトラマラソン
皆様はいかがでしょうか。
楽に走るとはいかに・・
同じ設定paceでも暑さや状態を考慮しつつ、余裕度を持つこと
時々「楽に速くなる」「これでサブ〇達成」という心地よいフレーズを目にします。
恐らく敢えてキャッチーにしてインパクトを与えているだけで実際、内容もしっかりしているとは思いますけど・・・。
ただマラソンは楽(らく)じゃあないです。
ランナーによってキツさの程度や定義は様々だけれども、キロ7分くらいでも間違いなく心拍数、血圧は平常時よりも高くなる。
血糖値は上下動する。
それも「やだ」→「楽(らく)」したいというのはもはや走ってないんですよね。
言いかえればキロ7分でもフルマラソン5時間ですから決して遅くはないんです。
キツいことを十分しているのです。
だから楽(らく)じゃあなくて「キツさ」も含めて楽しめることが重要です。
そのためには無駄にキツいを出来る限り取り除くことが肝要です。
フォーム改善は楽(らく)さに繋がるか
フォームを修正・効率的にすることは間違なく価値のあることです。
しかし、気を付けたいのは「歩くこと、走ること」など誰に教わらずにも人間はできているもの(先天的な要因は無論のぞきます)なのです。
走ることは無意識の筋肉の自動的要素(反射)が多くを占めます。
だから指導者がランニング中に「脱力して走れ」や「骨盤を立てて」というキューイングは無意味です。
無意識に身体運動に反映される要素であることを無視しすぎている場合があります。
強いて上げるなら、「脱力」や「骨盤」というキューイングがなんらかのスィッチ言語になっていれば別ですが、そのためには指導者と間でそれらが共通認知となっていなければなりません。
市民ランナーもナルシストに
当然のことですが、マラソンは練習、生活スタイル、スタート位置、ペース、FINISHもタイムも個人で異なる完全個人競技です。
いいかえれば自分主観であり、レースは自分自身が主役の物語でもある。
だから主役はナルシストでいいのです。
恐らく多かれ少なかれレベル問わずランナーはそういった優越感というか、満足感をもっているはずです。
だからこそ少しだけ本気、少しだけ苦しんだほうがドラマティックな物語になり、
ドラマティックな主役を演じることになる。
大げさだが人生でそういったことは多くない、大人になればなるほど無いでしょう。
その意味でも私は「楽(らく)」ではなくて「楽しめ」という言葉を推します。
だから、私は「楽に速くなる!」という言葉はクライアントには使いません。
それはサブ3でもマラソン初ランナーでも同様です。
さあ心拍数、血圧、そして血糖値を上げよ!
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