ここ最近鍼灸だけでなく、メンタルやスポーツにおいても自律神経にスポットがあたっています。当院でも自律神経の要因で調子を崩していると思われるクライエントも多いです。というより病気の成因を考えると自律神経がほとんどの要因(免疫系も自律神経の影響をうける)です。

自律神経系とは意識することなく内臓を制御している神経系である。伝統的な解釈では交感神経と副交感神経の二つの枝に分かれ、それぞれの運動経路が拮抗する働きをすると考えれている。
また一般的には交感神経が過度に緊張していることが病気に繋がるといわれていました。それは大きな間違いではないのですが、実は従来の自律神経の捉え方(上記)だけではトラウマやPTSDなど近年の様々な心理的不調に対応できなくなっていました。そこで研究や新しい理論・・・・ポリヴェーガル理論がステファン・W・ポージェス博士によって提唱されました。
ポリヴェーガル理論とは直訳すれば多重迷走神経理論です。
迷走神経=副交感神経と捉えてよいのですから、多重副交感神経理論と捉えても良いでしょう。
ヒトは徹底的に社会的生物である
これは比喩ではなく、系統発生的に、つまりは遺伝子的にそうなのです。
自律神経は系統発生的に秩序づけられたヒエラルキーであり、危機に際して自律神経系の各構成要素は、系統発生的に新しい回路から順番に反応すると言われています。

そして交感神経系、副交感神経系(腹側迷走神経複合体、背側迷走迷走神経複合体)×社会的交流という組合わせにより、自律神経が心身に与える意味合い(良し悪し)は変わります。
社会的交流とは「面とう向かって、話し、聴くこと」などです。また触れ合うことです。ざっくりいえば、自律神経的にも人、社会との「正しい」交流は「健康」に繋がります。
今回はポリヴェーガル理論の一部を簡潔につづりました。
セミナーでは同理論について掘り下げています。
最後までお読みいただきありがとうございました。
参考文献 ステファン・W・ポージェス(著) 花丘ちぐさ(訳)(2018). ポリヴェーガル理論入門 春秋社 |
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