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『富士五湖ウルトラマラソン』

【第35回チャレンジ富士五湖ウルトラマラソン録(FUJI 5 LAKES 120km)】
文字通り富士山の五湖を回って120㎞を走るマラソンに出場して参りました。
例年は6月の飛騨高山ウルトラマラソン(100㎞)に出場しておりますが、今年は初めて富士五湖、そして120㎞に挑戦いたしました。
制限時間15時間15分のところを以下のように完走することができました。
今回の120㎞は全般通していえるのが『第6関門100.3km12時間30分』をとにかく早く通過することを念頭においておりました。なぜなら飛騨高山ウルトラマラソン100㎞の制限は14時間です。
そう考えると、あまりのんびりというわけにはいきません。
また、ギリギリ12時間30分通過だと残りの約20㎞を2時間45分、後半に長い坂があることを考えると安心はできませんでした。
といいつつ、第1エイドでいきなりトイレロス、取り戻すべくややピッチをあげてフルの通過は4時間30分ほどでしたが、前半の各関門猶予時間は15分~30分程度であまりで大きな貯金は作れませんでした。
とにかく初コースなのでペース配分が難しかったです。
飛ばし過ぎて早い段階での糖質のオールロストは避けたいところでした。飛騨高山ほどではないですが、坂は結構あり、何より走行時の目線があまり変わらないので慣れてくると飽きてきてしまいました。中盤は6~7分30秒/kmのラップを意識し、その後2回のトイレ、足部ワセリン塗布2回などを経て結局第6関門通過はほぼ12時間でした。
残り20㎞を3時間15分でいけばよいので、これですっかり安心してしまい、ラストの坂も概ね歩いてFINISHです。時間は19時で、北麓公園周辺は真っ暗でした。でも楽しかった。ウルトラランナーのミヤコさんがラスト1㎞で応援してくれていました。ありがとうございました。

 


完走後の身体ダメージ

レース当日は曇でしたが、翌日は晴天で富士山もより深く、大きく見えました。

  走り終わって当日は良く眠れるかな(前日は1時間しか眠れない)と思いきや、5時に目が覚めてしまう。交感神経の過度な緊張ですね。しかし、食欲があるのも腸管を働かせて副交感神経を賦活したいという、バランスということか。

 

身体的な主なダメージ左右外側広筋、腓腹筋~アキレス腱の筋疲労(硬結)、左足母趾のしびれ。

母趾のしびれは初めての経験ですが、おそらく野球の投手に発生するような血行障害に近いのではないかと思います(3日経てもまだ治癒しない)。

 

さてウルトラマラソンはメンタルコントロールも大きいウェイトとも言えますが、私の考えではマネジメント(準備)がモノをいうレースです。

 

・当日までのトレーニングマネジメント(年間、月間、距離)

・当日のタイムマネジメント

・当日の補給マネジメント

・当日のイクイップメントマネジメント

・当日のリスク(ケガ、痛み)マネジメント

 

これだけ準備してもDNFということもあります。ただ完走を目指すなら、自分の中での完走の可能性が50/50ではなくて51/49にしておかないと実践的ではないということです。

 

来年のことは今はちょっと判らないかな、飛騨高山を10回完走したいこともあります(現在8回)。

とにかくも運営、ボランティア、ランナーのみなさんお疲れ様でした!